観光列車三昧の高知旅 2泊3日~旅行記編・2日目「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」乗車記~
■スケジュール概要
2日目のスケジュールはこんな感じでした。
この日のメインイベントは、志国土佐 時代の夜明けのものがたり 立志の抄 に乗車することでした。
復路も志国土佐 時代の夜明けのものがたり 開花の抄 に乗って帰ろうか迷ったのですが、須崎で途中下車したかったので、往路のみ乗車、復路は普通列車で帰ることにしました。
8:20頃 ホテル出発
8:36 南はりまや橋バス停発 桂浜行き乗車
9:07 桂浜下車
・坂本龍馬像拝観
・桂浜水族館
・高知県立坂本龍馬記念館
11:01 龍馬記念館前バス停 高知駅行き乗車
11:40 高知駅バスターミナル下車
12:04 高知駅 志国土佐 時代の夜明けのものがたり 立志の抄 乗車
14:40 窪川駅 志国土佐 時代の夜明けのものがたり 立志の抄 下車
15:51 窪川駅発 特急あしずり12号乗車
16:16 須崎駅下車
17:23 須崎駅発 普通 土佐山田行き乗車
18:49 高知駅着
19:20頃 ホテル着
■旅行記
2日目は朝から桂浜に向かいます。
桂浜行きのバスは1時間に1本しかないので、逃さないように注意が必要です。
龍馬像にたどり着くまでは坂道と階段をのぼる必要があったのですが、この日は暑かったので登りきるころには汗だくでした。厚着してこなくて良かったーー。
次は桂浜水族館に向かいました。
コンパクトな水族館なのですが、ユニークな展示が多々あり面白かったです。
職員さんの手書きのポップなども充実していて、小さいながらとても見ごたえがありました。
個人的には、小学生くらいのお子さんが夏休みに来るのにおすすめしたいです!夏休みの宿題の題材がたくさん見つかりそうな水族館でした。
昼のバスで高知駅に戻ります。このバスも1時間に1本なので注意!
スムーズに高知駅に到着。
そして遂に本日のメインイベントである、
志国土佐 時代の流れのものがたり 立志の抄
に乗車です・・・!
食事はこんな感じです。品数多くてどれも美味しかった!
コース料理のようなお料理を列車内で楽しめることを考えると、¥5,000の価値はあると思いました。
お品書きには盛り付けのレイアウトも添えられていて親切です。
デザートないじゃん、、と思ってたのですが、「E」の笹葛クリームが実はデザートで、滑らかなクリーム入りの水饅頭ですごく美味しかったです。売ってたら買いたいくらい。
食事頼むとコーヒーのサービスと、いろはすのミニボトルがいただけました☕
座席などは公式サイトに掲載されていますが、海側のほうが眺めがよいので断然海側がおすすめです!一人で乗車される方はカウンター席が良いと思います。
みどりの窓口で席を予約する際には、第5希望くらいまで考えたうえで座席表を忘れずにお持ちください!
美しい田園風景を眺めながら美味しい料理を味わえる幸せ…心が洗われる感じがしました。
季節のスイーツは大当たりでした!!しっとりスポンジ+濃厚なクリーム+しっかり抹茶の味がするモンブランで、食べる前は600円高いなと思ってましたが、次も季節のデザート絶対食べる!ってくらい気に入りました。
カラトリーが使い捨てじゃなかったらもっと雰囲気があって良かったかも。
乗車すると沿線マップがいただけるのですが、この沿線マップが非常にわかりやすい!
開くとこんな感じ↓
停車時刻、みどころなどが可愛いイラストと一緒に紹介されているので、今どこを走っているのかが一目でわかります。帰って見返してると旅気分になれます!
立志の抄では、安和駅で途中下車できます。(開花の抄では下車できません)
本当に海が綺麗!!
列車のデザインが高知の鮮やかな海に映える!!
天気が良かったこともあり、絶景でした。
砂浜からは地元の方が見送ってくださっていました。
安和駅を出発。
斗賀野のセメント工場はハウルの動く城のようでした。
そしてついに終点窪川駅。
あっという間の2時間半だった…
それぞれの駅や通り道で地元の方が手を振って迎えてくださったのが印象的でした。
アテンダントさんのおもてなしも素晴らしかったです。
ちなみに、この日は土曜日なのに乗車率3割くらいでした…特にグループ席が多い1号車はガラガラ。心配になりましたが、ゆとりある車内で快適に過ごせました。
スタッフさんの指示を守っていれば安心安全なのと、行ってみたら店が休業してた、とかありがちなので、コロナ禍こそ観光列車良い!と感じました。
これを機に全国の観光列車制覇してみたい・・・。
時間が余ったので、窪川駅散策。
何もない駅ですが、30分ほど散歩を楽しみました。コロナじゃなければもう少しお店が開いていたのかな?と思うと残念です。
そして、窪川駅15:51発の特急あしずりで須崎にワープ。
港町・須崎に降り立ちました!
須崎は碁盤の目のような街になっていて散策がしやすかったです。
駅前に観光案内所があり、そちらで地図をいただくと散策がしやすいかと思います。
浅田次郎の小説に出てきそうな、情緒あふれる街並みです。
昭和にタイムスリップしたような建物の数々。
須崎駅に降り立った人で賑わったであろう駅前食堂。
上京前の最後の食事をこの食堂で食べた人も多かったのではないでしょうか。
この美容室なんて、物語の舞台になってそう・・・これまで何人の花嫁さんが結婚式の支度をしたのでしょうか。レトロな佇まいながら、「営業中」の札が掲げてありました。
浅田次郎の短編集がとても好きなのですが、須崎を散策していて思い出すのはこの辺の小説でしょうか。急に読みたくなり、帰りの普通列車でKindleでDLしてしまいました。
さまよい歩いている途中で、建物に似合わず(スミマセン)ファンキーなTakeOutの文字を発見。もしや飲食店か??と思って覗いてみたら、おばあちゃんがでてきて「うなぎ?」と聞いてくる…
うなぎ、、、あるんですか?と言うとさらに奥から出てきたお姉さんが、ご飯も欲しいの?鰻丼でいい?と鰻丼を作ってくださいました!!
うな丼が出来上がるまでの間店内で待たせていただいたのですが、店名入りの鏡が飾ってある店内はまさに昭和3~40年代にタイムスリップしたような様相でした。
おばあちゃんがテレビをつけてお茶を出してくださって、おばあちゃんの家に来たような気分で束の間の休憩をさせていただきました。
これで3000円だったんですけどね、最初はこれで3000円、、高いなって思いました。
でも、これ、ご飯+鰻+ご飯+鰻、で4層のミルフィーユ鰻丼なんです・・!
よくある容器かさ上げもなく、みっちり詰まったタレの染みた米と分厚い鰻、須崎駅のベンチで美味しくいただきました。
このあとは普通列車で帰途につきました。
普通列車はは観光列車とはまた違った雰囲気を楽しめて、大満足の1日が終了しました。
旅行記・3日目に続く=3